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燃料系の不良によりエンジン不調

吹け上がりは問題ないが、アイドリング時にエンジンがぶれるとの修理依頼。まずはダイアグを点検するも異常コードなし。燃焼系や点火系など原因はいろいろ考えられるので、まずは基本点検から進めます。

排気ガスを測定するとご覧の状態。だいぶ濃い目の排気ガスなので、まずはスパークプラグを外すと4番がカブリ気味の為、点検用の中古プラグで交換するが変化なし。プラグコードやIGコイルを点検するも特に異常なし。燃圧やシリンダーの圧縮も異常なし。

プレオはISCバルブにカーボンが溜まり不具合を起こす事がある為、念のために取り外してみると
やはり真っ黒。ただプラグのカブリは4番限定なので直接の原因ではないが清掃と作動確認。

スロットルバルブも同時に清掃しても特に変化は見られないため4番の燃焼系統に絞って点検を進めて行くとインジェクターの作動音が4番だけ弱い。

インジェクターを交換するとエンジンはだいぶ落ち着いてきたがまだ正常といえるほどではない。
どうしたものかと考えながら、4番にあって他の気筒には無い者はと調べて行くとフューエルプレッシャーレギュレターの負圧をインテークマニホールド4番より取っておりバキュームホースを外すと
なぜかガソリンがぽたぽた

これがフューエルプレッシャーレギュレーター。内部のダイアフラムの破損により燃料がインテーク
マニホールド4番に流入。これではプラグもかぶる筈です。

部品を交換するとエンジンは快調。作業を完了して排気ガスを測定するとご覧の通り。

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